あっと驚くマジック～消えたコイン～

ヒュー

今回のマジックはクロースアップマジックではカードの次に使われるコインについて紹介するよ

現象

マジシャンはお財布からコインを出します。コインを観客に手渡して調べてもらいます。十分に見てもらった後、コインを返してもらいます。コインを右手に持って見せた後、そのまま、左手にコインを握ります。握った手をジェスチャーで開くと、コインが消えています。もう一回手を握った後に、ジェスチャーで開くとコインが出現します。
今度は、しっかり左手でコインを握っているのを見せてから手を握って、再度コインが消えています。右手も開いてみせて、完全に消えたことを示します。両手を払って、なくなってしまったというジェスチャーをした後、魔法をかけると、コインが出現します。観客は思った通りの手の中にコインがなく、びっくりしている間にコインが出現するというイリュージョンに包まれます。

感想

上記記載の「現象」はほぼ、忠実に現象を記載しています。このルーティーンはいくつかの技法が使われており、人前でソツなく演じるためには、それなりの練習が必要になります。ただし、これを完璧に演じることができれば、コインマジックの基礎はできたと言えますし、周りからは本当のマジシャンと思われるでしょう。こんな身近なもので、完璧なイリュージョンを見せることができるのですから、本当の魔法と思われるかもしれません。いくつもコインマジックがありますが、中途半端にいくつもコインマジックができるよりこのルーティーンを完璧に演じるほうが、１００倍素晴らしいと思います。

その他

このルーティーンは、有名なマジシャンである「ふじいあきら」さんが演じておられました。興味のある方は、ふじいあきらさんのDVDをご覧になってください。現象に書いてあることが、本当に魔法のように、しかもコミカルに演じられています。ぜひ、このルーティーンを完璧に練習して身に付けてみてください。
補足となりますが、今回のコインマジックに使われている技法についてご説明します。今回のコインマジックに使われている技法は、「リテンションバニッシュ」「スパイダーバニッシュ」「ワイプトクリーン」の３つの技法が使われています。この技法について何十回、何百回も練習して、どうか、完璧に身に付けてください。練習はうまくできる人の演技を見るのが一番だと思います。